三陸町の首崎というところに友達4人でドライブに行きました。
ドライブといっても狭い林道を30分ガタゴト走り
鳥居の前に車をおいて、降りてからはさらに細い道をハイキングです。
しばらく歩くと鬱そうとした森の中から抜け視界が開けました。
両側が断崖絶壁、一本の道が続き、そのはるか先に灯台が立っています。
「いい景色だねぇ!!」前を歩いていた友人が言いました。
その時、灯台のあたりに人影が見えました。
「あ、人がいるよ。」私はなんとなく口に出していました。
その時後ろにいた友人も
「ホントだ。」と言いました。
それから灯台まで行こうという事になり、
しばらく両側が崖になった道を歩き続けました。
灯台に着きました。すぐに先頭の友人は
「いい景色だねぇ」
と同じことを言ってます。
私も
「ホントだ。誰もいなくて良い気分だねぇ。」
と言いましたが、その後誰が言うでもなく
「あれ、誰かいなかったっけ?」
「…。」
みんな無言です。
そのまま灯台を一回りすると
灯台の裏にはお線香の束の燃えカスが落ちてました。
みんな言葉少なくそそくさと帰ったのは言うまでもありません。

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