「大阪に行って来た。
そこで、こんな話を聞いた。
原爆少女と言うモノだ。
夜寝ていると、原爆のケロイド状の少女が、やって来て覗き込むと言う。
この話を聞いた3日後に、聞いた人のところにも来るそうだ。
3日後、故郷に帰った私の元にも、少女は来た。
『私、綺麗?』
「綺麗ってよりも、可愛いと思うけど?」
『・・・・・・私何処からきたの』
「鹿島か、伊勢じゃないかな。』
『そう、ありがとう、おじちゃん。』
上手く答えられなかったりすると、あの世に連れてかれるというから、本当に怖かった。
S28 8月某日』
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