サーフィン

ある仲の良いサーファー仲間がA、B、C、Dの四人で数年に一度くるというビッグウェーブに挑戦しにいった。

台風が過ぎたばかりというだけあり相当な強さでかなり危険な波であることは誰の目にも明らかだった。
四人は記念に写真を取りみな波に挑んでいった。

はじめにAが岸に上がり次にB、Cと続いた。しかしいつまで経ってもDがあがってこない。何時間も探してみたが見つからず海上警察が捜索する事態になった。

しばらくしてDが発見された。風船のような死体で沖合に流されていたという。水を大量に飲み込みお腹が妊婦のようになり死んでい。

数日後、三人でDの葬式から埋葬まで立ち合おうと話し合い、墓石にDが死ぬ直前に記念に浜で撮った写真を供えようということになった。

みんなで現像に出した写真屋にいくと写真屋のおじさんが「見ないほうがいいですよ」と一言。三人が
首をかしげ大事な写真だからと強引に受け取りその写真を見てみた。

そしてその瞬間みんな言葉を失った・・・
その写真はサーフボードを手に抱いた四人が海をバックに写っているのだが、その中でDが持っているのはサーフボードではなく棺桶だったのである。


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