味の素の原料
「味の素」をはじめとする「うま味調味料」は、昆布などの旨味の素であるグルタミン酸をある原料から人工的に抽出したものである。
ところが、その原料に何が使われているかを知る者は少ない。
なぜなら、もし原料が何かを消費者に知られてしまったら、味の素などのうま味調味料は全く売れなくなってしまうと思われるからだ。
ある日のこと、横浜港にインドから来たタンカーが入航した。
入国管理局の職員がタンカーに積まれたコンテナを調べると、なんとそこに入っていたのは大量のインド人女性の髪の毛。
驚いた係員が積荷の受け取り先を調べてみると、それは味の素社であったという・・・
味の素は毛髪が原料で、製造会社が理髪店から仕入れている、というもの。1917年にはヘビが原料ではないかという騒ぎも起こった。
他にも石油原料説がまことしやかに囁かれたことがある。
かつては小麦粉。大豆・石油を用いた時期もあるが、現在はサトウキビが原料。
2000年にはイスラム教国であるインドネシアで、原料に豚肉の成分が使われているといううわさが広がり、イスラムの戒律に則り、現地法人の社長が逮捕される騒動となった(後に釈放)。
また、企業における柔軟な発想の転換の重要性を表す例として「味の素は売上(消費)促進のために瓶の蓋の穴を大きくした」、と語られることがあるが、公式に否定されている。
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