テカムセの呪い


この呪いは、部族の領土を白人に奪われ、1811年にティピカヌーの戦いでウィリアム・ハリソンに殺されたインディアン部族、ショーニー族の酋長テクムセ (あるいは予言者であった彼の兄弟テンスクワタワ)によるものとされる。

その「呪い」は20年ごとに選ばれる大統領の死を呪ったものといわれる。いくつかの資料では、テクムセが死んだとき彼の母親が呪いをかけたとされるが、確固たる証拠はない。

また一連の出来事が「インディアンの呪い」によるものとする明瞭な出所もない。

一方で、一連の合衆国大統領の頓死については、レーガン大統領暗殺未遂事件以前にローバロ・ロレイ・リプレーは自著『信じようと信じまいと』の中で呪いとは無関係に「不思議な法則」としてこれを紹介している等、必ずしも「テクムセの呪い」と関連付けて語られていたわけではない。

1840年から1960年までの間に20で割り切れる年に選出された大統領は皆、在職中に死去した(参考として、その期間以外の20で割り切れる年に選出された大統領も記す)
  • 1800年 - トーマス・ジェファーソン、任期満了、退任17年後の1826年死去。
  • 1820年 - ジェームズ・モンロー、任期満了、退任6年後の1831年死去。
  • 1840年 - ウィリアム・H・ハリソン、1841年4月4日に肺炎で死去。
  • 1860年 - エイブラハム・リンカーン、1865年4月14日に暗殺された。
  • 1880年 - ジェームズ・ガーフィールド、1881年7月2日に暗殺された。
  • 1900年 - ウィリアム・マッキンリー、1901年9月14日に暗殺された。
  • 1920年 - ウオレン・G・ハーディング、1923年8月2日に心臓発作で死去。
  • 1940年 - フランクリン・ルーズベルト、1945年4月12日に脳溢血で死去。
  • 1960年 - ジョン・F・ケネディ 、1963年11月22日に暗殺された。
  • 1980年 - ロナルド・レーガン、1981年3月30日に暗殺未遂、任期満了、退任15年後の2004年死去。
  • 2000年 - ジョージ・W・ブッシュ、いくつか事故(後述)があったが任期満了、存命中。
ザカリー・テイラー(20で割り切れる年以外に選出され在職中に死去した唯一の大統領)は1848年に選出され、野いちごの食べ過ぎによる消化不良で1850年に死去した(毒殺説も存在したが、後年の研究で否定された)。

なお、彼らの内、リンカーン、マッキンリー、F・ルーズベルト以外は20で割り切れる年に最初(唯一)の当選をし、最初(唯一)の任期中に死去している。

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