仕組まれたCM


サブリミナルといえばフジの深夜放送前の自社CM。

それのキースへリングみたいな人の形がいっぱい出てきてカビが生えていく。
エイズ患者を思わせる構成に君が代風の不気味な音楽。

サブリミナルで死やタブー、SEXという普段公にあまり触れないものの
イメージを含ませて人の意識を引き付けるのは定番だけど、
これはまさにエイズ患者の差別と天皇のイメージをCMに使うという
当時の日本のタブーを取り扱っていた。

当時はエイズ患者=ホモセクシャルでは無く一般の性交渉でも
感染すると、政府が躍起になってPRしていた頃だが、人々の中には
まだまだエイズ患者に対する差別的なイメージが拭いきれていなかった。

エイズのイメージさせる映像を見せた後、最後に小さな声でメッセージが入ってる。

「ざまぁみろ」

当時パソコン通信で結構話題になって、
再生速度を変えると声が聞こえるとかいろいろ言われてたけど
とりあえず最後の「ざまぁみろ」の声だけは確実に確認できた。

サブリミナルの効果自体は眉唾だけど、こんなCMが長い間
自社の宣伝CMとして堂々と放送されていたのは驚愕。

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