恋人から青白い宝石のついたネックレスをプレゼントされた少女は、とても喜びずっと身に着けていた。
数日後、体調を崩した少女を友人が見舞いに行くと、ネックレスの周りの皮膚が赤く腫れ上がっている。
友人は心配するが、少女は金属アレルギーかもしれないが、大事なものだから離したくないと言う。
間もなく少女は死んでしまい、そのネックレスが気になっていた友人が詳しく調べたところ、宝石に見えたそれはウランの結晶であった、というもの。
SF作家レイ・ブラッドベリの小説『火星年代記』の中に、類似のエピソードが存在する。
青白く光る放射性物質を身につけ被曝した事例は実在し、1987年にブラジルの廃病院に放置されていたセシウム137を「光る粉」として体に塗ったり飲んだりした住民250名が被曝、4人が死亡した。
また1962年メキシコで、前の居住者が遺棄したコバルト60に子供が接触、父親以外の一家全員が死亡するという事故も起きた。
日本でも1971年に千葉県で落ちていたイリジウムを自宅に持ち帰り、数名が被曝するという事故があった。
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