地図に花魁淵と漢字で表記されていることはあまりない。
国道411号線(青梅街道)沿いの、甲州市と北都留郡丹波山村の境にあり、地元では銚子滝と呼ばれている。
花魁淵の名は、戦国時代に起きたと伝えられる悲劇に由来する。別名「五十五人淵」とも言う。
この場所は花魁が皆殺しにされた恨みの場所そんな所です。
俺は恐怖に飢えていたので、楽しみにしていました。
供養塔自体は2メートルくらいの古木で出来た立派なものです。
近くに淵というか川が流れている音だけがゴーゴーと響いている。
この場所に行った人は御存知だと思いますが本当に何も無い所です。
写真を取り、映像を取る。ああこれで帰れる。
速攻で和服を巻き付けていた紐を外して和服を車のトランクに入れる。
車に飛び乗った瞬間だった、車の中が煙に包まれている…
友人に、おい煙草の火ちゃんと消したか?
直ぐに考えを改める、そうだこいつは煙草を吸わない…
じゃあこのもやは一体なんだ?しばらく煙は漂いだがら消えていった。
友人いわくオーブじゃないのかなぁ 。
それしか無いような気がするが、気にしてもしょうが無いので車を出した。
帰りに車の後ろのガラスにやたら石が当たる音がする。
路面が濡れている訳では無い。
バチバチとしばらく音が鳴り止まない。
そして友人いわく、後ろは見ない方がいいよ…
この一言で俺は、目を閉じた。
気がつくと家の前だった、どうやら寝てしまったらしい。
そして数日後、頼まれた写るんですを現像に出していたので俺は友人と期待して取りにいった。
店の前ですいませんこれ出来てます?と聞いてみる。
ああ…これは現像出来てませんよ…
え?写るんですって現像出来ないって事あるんですか初耳なんですけど…
店員はとにかく現像出来ませんでしたの一点張りだった。
友人はフーンと言うとまぁいいじゃん画像もあるし見ようぜ。
再生中………
供養塔が映り友人が映る。
その瞬間に砂嵐の画像がザーと流れる。いや違う砂嵐がいくつも襲うという表現が正しい。
俺は何も喋れなかった。
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