ショック死


夫婦喧嘩の腹いせに妻を驚かせてやろうと考えた夫は、巧妙に首吊り自殺を装い、外出した妻を待った。帰宅した妻は悲鳴を上げ卒倒する。

ここまでは夫の思惑通りだったが、この悲鳴を聞きつけた隣人が駆けつけてしまった。

電話を探そうと室内を見渡した隣人は、以前から夫が大切にしていた記念のホームランボールを見つけてしまい、魔が差した彼はそれをこっそり持ち帰ろうとする。

ボールを盗られる瞬間を目の当たりにした夫は思わず大声を上げてしまい、隣人は死んだと思い込んでいた夫の声に驚きショック死してしまった、というもの。

米国のTV番組で検証した結果、この夫はハンガリー人(または移民)という設定で、ハンガリー(Hungarian)とハンガー(hanger=首吊り)をかけた洒落ではないかという結論に落ち着いている。

この話は日本のTV番組「世界まる見え!テレビ特捜部」でも紹介された。

なお、首を吊ったように見せかけるにはまず身体全体を浮かさなければならず、素人が思いつきで実行するのは困難であろうと思われる。

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