某小学校の裏手の山に熊神社と呼ばれている神社があります。
神社というと身を清めたりする神聖なイメージがあると思いますが、例の熊神社は荒れ果てて木々に囲まれ、異様な不陰気をかもしだしています。
地元の人もあそこでは遊ぶな。と真顔で注意するありさまです。さらにあそこに行くと憑かれる。などとかなり警戒しています。
ところで私の体験ですが、小学校の時夏休みに友達と熊神社に遊びに行きました。というのも、熊神社には四方五メートル位の小さい池がありまして、そこではオタマジャクシが良く採れる、と聞いたからです。
長い階段(といってもほとんど階段の原型は留めていません)を登ると、寺院の脇に確かにポツンと池がありました。
確かにたくさんオタマジャクシがいて、私たちは大騒ぎしながらオタマジャクシを取っていました。そうしているうちに天気が悪くなり、激しいにわか雨が降り始めたので、急いで帰ろうとして階段を降りて自転車にまたがり、ペダルをこごうとした時に私たちは転んでしまいました。
自転車の後輪の間に木の枝がビシッリと挟まっていたのです。
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