これは私が小学校の頃、青森の南部地方にスキー大会に行って宿泊した時の話です。
そのホテルは○○ど温泉ホテルといって、結構有名なホテルです。
自分はクラスメイト4人で泊まったのですが、その夜は、明日の大
会に備え早めに寝ることにしました。
大体2時頃でしょうか。
夜なんか寝苦しくて目がさめました。
隣にいた友達も同じで目がさめたようで、二人で大浴場に行くことになりました。
大浴場に行くと中から声が聞こえてきたので、酒を飲んだ後に入りにきた人たちだと思い込んでいました。
なかに入ると湯煙が立ち込めていて、うっすらと辺りが見えるくらいでした。
自分たちが中に入ると、その声はぴたりとやみました。
誰もいないのです。自分たちは温泉の流れる音だと思ってそのまま湯船に浸かっていまいた。
大体5分ぐらいしてからでしょうか。
脱衣所から大勢の人の声が聞こえてきました。
一人二人と何人もの人が入ってきました。
十人、二十人じゃないんです。
大体100人以上の人が一斉に入ってくるのです。
体を洗い、頭を洗っていると後ろから、
「隣いいですか」
と聞くので
「いいですよ」
と返事しました。
でもその隣は友達が座っていたのです。
自分は怖くなりすぐ浴場を出ました。
脱衣所には自分たち二人の服しかありませんでした。
脱衣所を出ようとすると、軍服をきて、鉄砲を持った人たちが列を作っていました。
その日は、怖くて眠れませんでした。
後で聞いた話です。自分には二人の姉がいるんですが。
姉も同じ体験をしていました。
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