カレーで合格
難問に手も足も出ない学生が、やけくそでカレーの作り方を書いたところなぜか試験に受かった。
しかし次の年に真似をした学生はあえなく不合格になったので理由を教授に尋ねたところ「ジャガイモが入っていなかったから」という返答が返ってきた、というもの。
なお、東邦大学非常勤講師(当時)の岩倉千春は、チーズケーキの作り方を途中まで書いた答案を実際に採点したことがあるという。
1980年代の東大教養学部の理系向け哲学概論の教授は、講義中にカレーの調合について一席ぶつことで知られていた。
教授は例年、「期末試験において、カレーの調合に言及した答案はAとする。ただし香辛料一つでも抜けた場合は不合格」と宣言していた。
講義に登場する香辛料は数十種類あるため、本当に挑戦した学生がいたかどうかは不明。なお、1970年代後半にはすでに周知の伝説であったとの説もある。
漫画『動物のお医者さん』(単行本5巻71 - 72P)や喬林知の『まるマシリーズ』にも、答えが分からない時やレポートの枚数をかせぐための埋め草の例として登場する。剣道の段位審査の学科試験でも同様のうわさがある。
「答案として**を書けば合格」「答案用紙の裏に**(「柔道部」、「ラグビー部」など体育会系部活動とされることが多い)を書けば合格」などのうわさは全国の大学、特に教養課程科目に多数存在し、中には教授自らが合格あるいは加点を明言している事例もあるとされる。酒井法子の写真を貼れば合格といううわさもあった。
2008年度慶應義塾中学普通部入学試験の理科では、実際にカレーの作り方を問う問題が出題された。
この問題には身近な植物への観察眼と探求心をはかるというまじめな意図であるという。
2009年7月27日には、都城工業高等専門学校にて哲学と社会学を担当する男性教諭が、カレーの作り方のまとめで哲学の単位を認定していた事が発覚した。
同教諭は無届け兼業という別件が理由で戒告処分された。
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