有楽町線軍用路線説


冷戦真っ只中の時代に計画・建設され、1974年に部分開業した時以来、以下のことから「有楽町線は軍事路線」なる噂や都市伝説が何度か立てられたことがある。

しかし公式発表のない事柄であり噂に過ぎない。


沿線に自衛隊の駐屯地(和光市・平和台)やその本部と言える防衛庁(現:防衛省)は、六本木に存在していた。

防衛庁移転以前も、市ヶ谷は、陸上自衛隊東部方面総監部が設けられ、第32普通科連隊が駐屯する首都防衛の中枢であった。

相互乗り入れ先の東武東上線沿線には陸上自衛隊朝霞駐屯地(和光市から車庫につながる線路が南側に直角に曲がっており、その数十m先には朝霞駐屯地がある)、西武池袋線沿線には航空自衛隊入間基地があること。

なお、朝霞駐屯地内には貨車に戦車や物資を積み込む演習施設が存在する。

沿線には警察庁・警視庁・皇居(桜田門)、国会議事堂(永田町)、海上保安庁(新富町)といった日本の重要機関・施設がある。

終点の新木場は東京湾に面していて東京ヘリポートがある。

この噂については、旧営団時代に何度か関連の問い合わせが営団側にあったものの、いずれも否定されているようである。

また、テレビのバラエティー番組でもしばしば取り上げられているが、「幅が狭く、戦車の通行が不可能」「地盤の関係上、戦車は走れない」などと完全に否定されている。

評論家(鉄道・軍事共に)にも「軍事路線には程遠い設備である」とする人が少なくない。

しかし、他方でそのような有事対策は通常トップシークレットであって、公にされていないだけ(或いは知っているのは上層部などごく一部の人物のみで、ほとんどの従業員にも知らされていないだけ)との説もある。

また、計画・設計自体が40年程前のものであり、その後の様々な状況変化から考えてこれら施設が現代まで通用するものかどうかも疑問が残る。

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