ベッドの下の男

マンションで一人暮らしをしている女性の部屋に友人が遊びに来た。

部屋にはベッドが一つしかないので、自分はベッドに寝て、友人は床に布団を敷いて寝させることにした。

夜も更けて寝ようとする女性に、突然友人は外へ出ようと誘う。

あまりにしつこく誘う(コンビニに行こうと言いだし、女性が「一人で行けばいい」と言っても、どうしても一緒に行きたいと強引に誘うパターンが多い)のでしぶしぶ部屋を出ると、友人は血相を変えて彼女に「ベッドの下に包丁を握った男がうずくまっている」と言う。

その男はマンションの真下の部屋の男で、床に通り穴をあけてそこから頻繁に出入りしていた、という話。

対象が友人の友人であったり、姉妹であったり、友達大勢であったり、男が持っている凶器が斧や鎌であったり、男が隠れているのがクローゼットの中であったり、押入れであったり、舞台が海外のホテルや山中のペンションであったりと似たような様々なバリエーションが存在する。

大概の結末は男が逮捕されると言うものだが、「登場人物を殺害し、行方をくらませる」などと脚色されることもある。

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