橘あゆみ

2001年ごろにインターネット上に蔓延し、恐怖系チェーンメールの定番とされた。
メール内容は以下のようなものである。

11月22日(土)に兵庫県姫路市港区住吉台(実在しない地名。後述)で橘あゆみという19歳の女性が複数の男にレイプされ、下腹部をメッタ刺しにされて殺されました。それは私の親友です。

彼女は妊娠3カ月でした。(中略)怪しいやつはみんな殺す計画をたてたのです。

このメールを見たら必ず24時間以内に9人に回して下さい。パソコン・携帯・ピッチそれぞれの位置情報からメールをとめたやつの居場所をつきとめ怪しいと判断した場合、殺す!探偵事務所の最新型のパソコンによりメールを回したことを確認できるようになっています。

「橘あゆみ」ではなく「佐藤真亜子」「鈴木有紀」「橘由美佳」などといった名前が使用されている例もある。

また、女性の生首の画像が添付されたメールが送られてくることもあるという。

また、この件の類似タイプの内容では「このメールを転送した場合、○分後(時間は様々)に番号非通知のワンコール(ワン切り)で転送された事の確認を通知します。」等の文が追記されている場合もある。

実際にかかってきた場合、大抵自分に送ってきた相手による非通知ワン切りである事が多く、送られてきた側にリアリティーを余計与えてしまう事となる。

矛盾点としては「11月22日(土)という日付がいつまでも続くのはおかしい」「強姦されたという現場の地名は存在しない(姫路市には港区と付く地名すら存在しない)」などが挙げられる。

これより前に「2000年6月9日(木)宮城県仙台市泉区住吉台」という日付と住所が異なったバージョンが回されており、本件はこのメールを基にしたのではないかとされている(こちらの地名は実在するが日付“2000年6月9日”は金曜日で実際に反する)。

「このメールを止めた人はパケット代通信料を今まで回した人の分全額支払ってもらいます(後略)」というものもある。

普通は他人のパケット通信料を請求することはないとされており、さらに相手にパケット料金を支払わせることができるようなシステムは存在しないため、ただのチェーンメールにしかなり得ない。

なお、明記されているパケット通信料の文体は実際の料金サイトの明細をコピペしたものに手を加えられたものとみられる。

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