海食によって海岸の岩肌が削られ、高さ約25メートルの岩壁が続く。
この岩は輝石安山岩の柱状節理でこれほどの規模を持つものは世界に三箇所だけであり地質上極めて貴重とされ、国の天然記念物及び名勝に指定されている。
地名の由来は、乱暴あるいは恋愛関係で恨みを買って此処から突き落とされた平泉寺(勝山市)の僧の名前による。
近年でも既に16名が自殺していてその5%はいまだに身元不明のままである。
撮影などしてもシャッターがおりないなど不思議な現象が起こっている。
・救いの電話
ここ東尋坊は著名人の自殺等により自殺の名所としても全国的に有名だが、
地元では各所に自殺を思いとどまらせるための句碑や看板を設置して自殺を防ぐ努力をしている。
加えて公衆電話にテレホンカードや10円硬貨を常備して誰かに相談ができるようになっている「救いの電話」を設置し、自殺を思いとどまらせるようにしている。
・ドリャーおじさん
かつて、飛び降りても簡単に死なない(死ねない)ことをアピールするために敢えて飛び込みを実演する者もいた。
一部の者からは「ドリャーおじさん」との愛称で呼ばれ、通算2万回以上飛び降りては断崖絶壁をはい上がるという行為を繰り返した。
・NPO心に響く文集・編集局
自殺志願者の支援活動団体で2004年に発足。理事長は元警察官の茂幸雄。各種周辺パトロールによる遭難者や自殺志願者の保護、保護した後の福祉面・金銭面での生活支援を行っている。
また茂はおろしもち屋を経営しており自殺志願者に振る舞い、同時に自殺をやめるよう説得をしている。
ただし、地元議員からは、自殺者が減れば“自殺の名所”である東尋坊の集客力が落ちかねないという批判も受けている。
・「笑点」の大喜利でのネタ
「笑点」では、主に林家たい平による殺人事件ネタでの現場として「東尋坊」が用いられ、主に「おじいさん」を突き落とすと云うネタをすることがある。
その際、火曜サスペンス劇場テーマ曲を歌い出すのが定番となっている。
近年では、教育関係者からのクレームがあったため、用いないようにしている。
・恋愛の舞台
東尋坊と真柄覚念が女性を巡っての恋敵同士でもあったという逸話を前面に押し出す形で、「悲恋の舞台」としてのアピールを行い、自殺の名所としてのイメージを払拭する試みも行われている。
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