人間シチュー


70過ぎの女性が夜お風呂に入った時のこと。

老夫婦の二人暮しだし、夫はもう寝てしまったからと、彼女はゆっくりと湯につかっていた。

翌朝、夫が目を覚ますと、横にいるはずの妻がいない。

まさか!

彼は急いで風呂場に向かった。

案の定、女性は湯船の中で息絶えていた。

どうやら、湯船のなかで眠ってしまったらしい。

しかもお湯がずっと焚きっぱなしで、湯船の中はぐつぐつと沸騰していた。

お湯焚きのスイッチを切り、とにかく妻を湯船から出そうと思い、彼女の腕を引っ張りあげた。

ズルリ。

沸騰する湯の中で煮詰められた彼女の胸から下は、どろどろのシチュー状態で、身がはがれ背骨だけが持ち上がった。

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