とおりゃんせと神隠し



日本国内の行方不明者は毎年1万人以上。

その理由が「通りゃんせ」の歌詞の中で語られているのだ。

この「通りゃんせ」の歌詞には深い意味がある。

注目すべきは「この子の7 つの お祝いに お札を納めに まいります」という部分。

昔は、乳幼児死亡率の高く、子供が7歳まで生きることが難しかった。

そのため、無事な成長を願うために、赤ん坊が生まれた直後、紙を人型に切ったものや
氏神のお札を神棚へまつり、7歳までの守り神とするという儀式が行われたそうだ。

それを「身代わり」と見て、「7歳までは子供は神様のもの。

いつでも天に連れて帰られてしまう。その代わりに人型やお札を捧げている」としている。

“神隠し”にあうのが子供が多いのは、この理由からなのである。

“神”は必ずしも“救い”を与えてくれる存在とは限らない 。

「出かけたまま帰ってこない」「天狗にさらわれる」「殺人犯に襲われる」

「呪いで消える」、失踪してしまう原因は様々である。

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