赤いスカートをはいた、おかっぱ頭の女の子の姿が最も有名である。
白いワイシャツを着ているともいう。
「学校の校舎3階のトイレで、扉を3回ノックし、
『花子さんいらっしゃいますか?』
と尋ねる行為を一番手前の個室から奥まで3回ずつやると3番目の個室からかすかな声で「はい」と返事が返ってくる。
そしてその扉を開けると、赤いスカートのおかっぱ頭の女の子がいてトイレに引きずりこまれる」というもの。
古くは1950年頃から流布されていた「三番目の花子さん」と呼ばれる都市伝説が原型であるとされる。
1980年代頃から全国の子供たちの間で噂になり、1990年代には映画、漫画など、様々な作品に登場した。
テレビ番組の収録中に花子さんとされる声が録音されたこともあるという。
「休日の学校に遊びに来ていた少女が変質者に追われ、トイレの3番目の個室に隠れたが見つかって殺害された」
「生前、父親から虐待を受けていた少女の霊で、おかっぱ頭はその時の傷を隠すため」
「福島県の図書館の窓から落ちて死んだ少女の霊」
などが語られる。
埼玉県のある学校のゴミ捨て場、または東京都のある学校の体育館の裏に花子さんの墓があるとの説もある。
また「柿の木から柿をもいで老人ホームに届けていた少女が、交通事故で死んだ後に霊となってその木の上に住み着いた」、という「柿の木の上の花子さん」という話も伝わる。
霊となる前の生前の人物像については、本名は長谷川花子で1879年生まれ、牛乳が嫌いで白系の色も嫌い、赤系と青系の色が好き、学校では卓球部に所属、花粉症などの情報がある。
花子さんに「遊びましょ」と呼びかけると「はーい。何して遊ぶ?」と聞かれる。
この時、「首絞めごっこ」と答えると本当に首を絞められて殺される。
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