ひきこさん



雨の日、白いぼろぼろの着物を着て、人形のようなものを引きずっている女と出会う。

よく見ると、女の目はつり上がり、口は耳元まで裂けている。

そして女が引きずっていたものは人形ではなく、小学生ほどの子供そのものだった。

女は自分の姿を見た子供を捕らえて肉塊になるまで引きずり回し、決まった場所に連れて行き放置する。

元は背が高く成績優秀で顔も可愛く心優しく先生からも可愛がられていた少女であった。

彼女は自分が受けた酷いいじめに対する恨みから、

子供を捕まえては肉塊と化すまで引きずり回しているのだ。

引き摺り殺した子供たちを自宅にコレクションしているとも言われている。

  にほんブログ村 哲学・思想ブログ 心霊・怪談へ

0 件のコメント:

コメントを投稿